2004-11-18 第161回国会 参議院 文教科学委員会 第6号
第一に、新法人は、我が国の原子力政策の基本方針であります原子力委員会がまとめる原子力研究開発長期計画や、閣議決定されましたエネルギー基本計画などにのっとりまして、研究開発を着実に実施するという役割を担っていく責任をしっかり果たしていってほしいということでございます。
第一に、新法人は、我が国の原子力政策の基本方針であります原子力委員会がまとめる原子力研究開発長期計画や、閣議決定されましたエネルギー基本計画などにのっとりまして、研究開発を着実に実施するという役割を担っていく責任をしっかり果たしていってほしいということでございます。
しかしながら、「もんじゅ」は、これは高速炉のサイクル技術ということでございますけれども、昨年十一月に策定されました原子力研究開発長期計画におきまして、これはプルトニウムを利用し、ウランの利用効率を飛躍的に高めることができるということで、将来のエネルギーの有力な選択肢を確保する、そういう観点から着実にその開発に取り組むことが重要、このような位置づけになっておるわけでございます。
それから、ただいま先生御引用になりました原子力研究開発長期計画でございますが、これは約五年ごとに大体十年を見通しての、やや長期の研究計画を原子力委員会として作成し、決定しているものでございまして、どちらが先、どちらが後という関係にはございません。基本的には、原子力に関します研究開発利用の基本的な方針は原子力委員会が決定をし、それを内閣が十分尊重するという立場になっているわけでございます。
○柿沢弘治君 その辺についていろいろ問題があるような気がするわけですけれども、次の問題としましては、第二再処理工場の建設が必要だ、原子力研究開発長期計画の中で、「第二再処理工場は、本格的な商業施設として、その建設・運転は、民間が行う」というふうに書いてあるわけですけれども、動燃にさらに第二工場を建設するという考え方はなぜこの場合とれなかったのか、その点についてちょっとお聞きいたします。
それだから、経済的な問題だけでなく、技術的な問題として、日本の原子力の研究、開発計画の技術的な分野において、日本の原子力発電はいかにあるべきかという原子力発電計画そのものの再検討でなくて、原子力発電そのものを日本の原子力全体の研究、開発の中においてどう評価すべきかという再検討が、今日における日本の原子力研究、開発長期計画を立てるための大きなめどじゃないかと私は思うのであります。